2006年10月31日火曜日
2006年10月26日木曜日
くまのホンダラ登山 ~ 塔ノ岳
「ひとつ山越しゃーほんだらった~ほい! もひとーつ山~越してもーほんだらった~ほ~い♪」
「越~しても越~しても~♪ほんだらった~ほい~ほい♪♪」
『ホンダラ行進曲』 ハナ肇とクレイジー・キャッツ
(c) 詞 青島幸雄 & 曲 萩原哲晶
結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
- アーティスト: クレイジー・キャッツ, ハナ肇とクレイジー・キャッツ, 植木等, ハナ肇, 谷啓
- 出版社/メーカー: 東芝EMI
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: CD
と、いきなり歌ではじまりましたが、今回は「くまと歌おう」ではありません。
しろくまたちは、丹沢・塔ノ岳登山に来ています。この塔ノ岳に至る道のりが、まさに「越しても越しても」なのです。ヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔と一気に高度を稼いで一息ついても、実はそこからが本番。尾根伝いに越しても越しても次のピーク (頂) が現れ、 悪い夢を見ているような気持ちになります。折りしも深い霧。「先が見えない」とはこのこと。リュックはご機嫌で歌っていますが、私はくじけそうです。
せっかくの紅葉も霧にかすんでどんより気分を盛り上げます。
可憐な野の花がせめてもの慰め。
「おーい、ここにも咲いてるぞ~」
ハシモトさん、もしやそれは猛毒のトリカブト・・・?
いくつ山越したかわからなくなり、もう歩きたくないやとおっさんを呪いはじめた頃、ようやく、やっとの思いで頂上に到着しました。
しかし一寸先は霧。ぼんやりと鹿のシルエットが浮かんでいます。
霧が晴れてもこんな具合。う~寒い!寒すぎる~!!!
さんざん苦労して登って、頂上の眺望でその苦労が報われるのが登山の醍醐味ですが、こんなにカタルシスのない登山ははじめてです。。
「登山なんて庶民の娯楽よ。お嬢様なら乗馬。これ常識」
「誰だ、このねえちゃん・・・?」
「文句があるならヴェルサイユへいらっしゃい」
「???」
大倉尾根を下りきって、最終目的地である大倉バス停に向かう途中の乗馬クラブの門前に立っていた、乗馬服姿のお嬢様。ちょっと小癪な感じが良いですね(?)。
※
※
帰途でお腹が空いたのでしゃぶしゃぶ食べ放題に寄りました。登山で得られなかったカタルシスを食事で補う。・・・その結果、あんなに運動したにもかかわらずちっとも痩せられず。あーあ。
2006年10月18日水曜日
2006年10月3日火曜日
奥鬼怒温泉郷; 後編 ~ 鬼怒沼の草もみじ
フィールド・オブ・ゴールド♪
今日は鬼怒沼の草もみじ↑を目指してゆくよ。
前を行くのはおっさん。「まって~!」
きのこ二連発。右手のきのこは "タマゴボーロ" というお菓子にそっくり。
今回の紅葉大賞! もうしばらくしたら、この森の中いっぱいでこんな鮮やかな赤色が見られるはずだよ。
↓こちらはちいさい紅葉大賞。
展望台からオロオソロシの滝を一望。なにやら由来のありそうな名前だな。
碧々と苔むした岩。なんだか、屋久島のもののけ姫の森(白谷雲水峡)を思い出すなぁー。
歌っちゃうぞ 「ものの~け~たち~だけ~♪」
そしてとつぜん、目の前に湿原がひらけるのでした。
生憎立ち込める霧で視界が曇りがちでしたが、一面赤金色の草原は想像以上の美しさです。
それでは草もみじを眺めながら、八丁湯さんで作っていただいたおにぎりをいただきます。至福のとき~。
これはおっさんが撮ったお気に入りの一枚らしい。なぜなら、水面にも紅葉が映っているから。
下りの途中でおっさんに「鼻血出てる」と指摘されびっくり。先日の焼岳登山の翌日にも鼻血が出た私は、鼻血キャラを確立しつつあります(しょんぼり)。急場しのぎにティッシュを詰めて、誰とも行き交わないことを祈りつつ下山します。
※※※
山を下って、今夜の宿の手白澤温泉までさらに 40 分の山道を行く。(ゆるやかな車道を通っても行けるのですが、くまたびを率いるおっさんは当然険しい山道を選びます。) まさに秘湯です。
こちらは日帰り温泉を受け付けておらず、お客さんは一日 6 組限定。お部屋に TV はありません。ひたすら温泉と自然と静謐さを堪能するお宿です。
温泉犬クロちゃんと再会。日本犬らしく愛想なし。そこがいいんだけど。
名物は「お箸で食べるフレンチ」の夕食です。
「わーい、しゃけだ~♪」 ← ほんとはマスだよ。
「むむ、これは・・・?」 なんとサンショウウオ(中央)。私はちょっとどうしても手が出なかったけれど、おっさんはうまいうまいとたいらげておりました。
で、メインの↑イワナのムニエルと↓牛ヒレ肉のステーキ。
うはぁ、すごい贅沢。おなかいっぱーい!
でもデザートは食べる。
あとは温泉に入って、ぐっすり寝ました。
※※※
翌朝。
雨が降ってきちゃったね。
今日は歩いて女夫淵まで戻ります。ゆっくり行こうね。
雨の森はしっとりしていて、なかなか悪くないのです。
紅葉ちょっと手前の、奥鬼怒の旅でした。