2007年6月1日金曜日

裏磐梯流アドベンチャーのすすめ 

5 月 26 日

赤べこが 1 匹、赤べこが 2 匹、赤べこが 3 匹・・・・。

「犬じゃないのか?」
赤べこは牛なんです。


これは磐越西線の赤べこ電車。郡山から猪苗代駅まで、この愛嬌たっぷりの電車にまったり揺られてゆきました。

猪苗代駅からバスに乗り換えて向かった先は、

五色沼です。後ろに見えるのは会津磐梯山~♪宝の山よ~♪



バス停「五色沼入口」からの遊歩道をたどります。


おなかが空いたので売店でおやつを購入。しかしこれが昼食代わりになるとは、このときはまだ知らない。


なんでこんなきれいな碧色になるんだろうね?


くまの好きなりんどうが花盛り。

毘沙門沼から出発して、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼、柳沼と、沼めぐりが楽しめます。


しかし、後になって写真を見ると、どれがどの沼なのかてんでわかりません。ちゃんと覚えておけばよかったよ・・・。

1 時間 10 分の五色沼散策を慌しく楽しんだ後、宿泊するホテルで借りたママチャリをなんだ坂こんな坂 30 分ほどこいで (これが、むちゃくちゃきつかったよ・・・!) 向かった先は、


カヤック・ツアーです。今回の旅の目的がこれ。
(丸い画面になってしまうのは、デジカメとカメラ用防水パックのサイズが合っていなかったためです ^^;)

本日は曽原湖で講習に参加。磐梯山に見守られながら、どうにかこうにか前に漕ぎ進めるようになりました・・・。でも、気を抜くとすぐにその場でぐるぐる回転してしまう (しろくまは極度の運動音痴)。

そして、翌日は川下りに挑戦なのです。だいじょぶかな・・・?
(くまたちを連れてゆくため、防水くま袋を購入したのですが、口を密封するパッキン部分を忘れてきてしまう・・・!残念ながらリュック/ハシモトはお留守番することになりました。紙ねんどは濡れると致命的なので。)

↑これが使えなかった防水くま袋。

講習が終わったら再びママチャリでよたよたしながら坂道を越えホテルまで戻ります。なんともトライアスロンな 1 日でした。

五色沼で時間をとりすぎてお昼ご飯を食べそびれてしまったため、ホテルの夕食が待ち遠しい~。

「とりあえず地ビール」

「うぉ、しゃけ!」

「なにもかもおいしぃ~。涙が出そう・・・」(ほんとにお腹が空いていたのだ。)

ちょっと前まで、NHK BS 放送で「清流ワンダフル」というしろくまお気に入りの番組をやっていました。芸能人が、日本各地の清流をカヌー (2 人乗り、もっぱらインストラクターさんが漕ぐ) に乗って川下りするのですが、その旅の相棒をつとめるのがカヌー犬。やんちゃで隙を見ては川に飛び込もうと狙っているロッピー、ぶきっちょでしょっちゅう足を踏み外しては水没してしまう小太郎、笑顔が可愛いおっとりした紅一点のココ、という 3 匹の個性豊かなゴールデン・レトリバーが交替で登場します。ゆったり流れる水辺の風景。舳先には金色ふわふわのレトリバー。ああぁうらやましい、私も川下りしたいなぁ・・・!と、憧れを膨らませていたのでした。

そんな念願が叶っての今回のカヤック・ツアーなのです。

が、

「必ず濡れます。乾きやすい服装で来てくださいね」
笑顔のインストラクターさんの言葉に一抹の不安をおぼえる・・・。

5 月 27 日

おっさんはこの日、5 時起きして小野川湖畔をトレッキングすることを目論んでいたらしい。無理だって・・・。 しかし、うちのおっさん、どんだけ肉体派なんだろうか・・・(見た目はもやしっ子)。


朝ごはんはバイキング。

今日は朝からカヤックで川下り。(白樺橋→中瀬沼→乙女沼→小野川湖と進む半日に渡るツアー。)
前日坂道で苦戦したママチャリの代わりに、ちょっとレンタル料金高めのギア付き自転車を借りて集合場所まで飛ばします。これで消耗したせいか、川下りに挑むのにあまり緊張しないですんだかも。


最初は穏やかな流れ。
緑に囲まれ、澄んだ水の上に浮かんでいると気持ちがなごむのです。

しかし、のんびり気分もそう長くは続かなかった・・・。

↑この流れを乗り越えました。天然ウォーター・スライダー (ちょっとディズニー・ランドのスプラッシュ・マウンテンみたい)。
習った漕ぎ方など頭から吹っ飛んでしまい、あわあわしているうちにあっちにガツン、こっちにゴツンとぶつかりながらなんとかクリア。しかし、カヤック、頑丈な船で良かった!

ときどき、中州や川底の岩にひっかかって身動きが取れなくなります。インストラクターさん (大忙し!) の助けをじっと待つ。
船体が斜めに傾いてしまうと、じゃんじゃん水が入ってきてあっという間に沈没、水びたし。
一緒のツアーに参加していた若者の言葉を借りると、「ちょ~~やべぇ!!!」 です。

しろくまは 2 回、おっさんは数え切れないほど水没しました。きっと私のほうが下半身(←だいぶ重い)が安定しているのだ。
浅い川なので転覆してもへっちゃら (寒いけど)。なんかもうこうなってくると、濡れ鼠でも気分爽快です。

想像してた穏やかな川旅とは大分ちがっていたけれど (王子様とのデートを思い描いていたら、やってきたのはプロレスラーだったくらいのギャップ)、アドベンチャー満喫で楽しかったです!
普通のカヤック・ツアーでは転覆なんて滅多にないということなんだけど、「これが裏磐梯流です!」とインストラクターさん。

ゴールの小野川湖から上陸し、温泉であったまったら、ツアーは解散。
荷物を預けてあるホテルまでよろよろと自転車こいで帰ります。へとへと・・・。
魂抜けたようになって帰途につく。


帰りの電車がやってきた。

夕ご飯は駅弁「ずうずう弁」。おいしかった~。
あとはひたすら爆睡・・・。



おまけ。

またまた出ましたくまビール!赤ラベル!

今度のくまは立っている!

(ちなみに前回のくまビールは緑ラベル ↓)