7 月 6 日 ~ 7 月 7 日 苗場山
ごぶさた!
(イワカガミ)
今回は「日本百名山」の 1 つに名の挙げられる、苗場山登山にチャレンジします。
和田小屋の登山口ではくまさんが登山者に注意をうながしています。
ここ、冬場にはゲレンデになるようです。スキーで訪れたことのある人も多いのではないでしょうか。
マイヅルソウ
道のりはとにかく花盛り。くまも心おどります。
エンレイソウの種子? 色違いバージョン。
スミレいろいろ。 左はナエバキスミレ???
ツマトリソウ
花にうかれて、なかなか前に進まない。
ゴゼンタチバナ
イワカガミ
宇宙人発見。
ギンリョウソウです。ちょっとムーミン谷のニョロニョロを思い起こさせる。不思議な植物ですね。
アカモノ
コバイケソウ
昨年尾瀬で出逢ってお気に入りになったタテヤマリンドウ。
モウセンゴケ。
気持ちの良い登山道です。
このあたりはまだご機嫌で鼻歌まじり♪
ワタスゲ
↑花が咲いているように見えますが、実は地面に花が落ちているのです。
↑本体はこちら。オオカメノキ (ムシカリ)
うわー、まだ先は長い!
最後の急なのぼり。くたびれてきた頃にどどーんと現れます。うへー。
でもこれを乗り越えれば天上の湿原が待っています。
ほらね~♪ 山のてっぺんにこんなに清清しい場所があるなんておどろきです。
今夜は山小屋どまり。
くまたちがお世話になったのは苗場山頂ヒュッテ。梅雨時の平日とあって、宿泊客は 4 組程度。 広々使えました。
山小屋ごはん。 たけのこのてんぷら、おいしかった~。
山小屋に泊まったら、ぜひ満天の星空を見てみたかったのですが、この日は曇天で残念。またの機会に・・・。
※
夜明けです。
雲海も見られます。
(実は寝起きの悪い私はぐずぐず寝ていたので、上の夜明けの写真はいずれもおっさんの手によるもの。)
今日はいい天気。がんばって下りましょう。
山頂にはまだ雪渓が残っています。
「ふるさとを思い出すなぁ・・・」
・・・ 北極?
山頂からしばらくは、チングルマとイワカガミの咲き乱れる散歩道。
「蜂さん、ぼくは花じゃないよー」 色合いがまぎらわしかった?
この日、おっさんの当初のプランでは、「小松原湿原」を経由する 10 時間近いコースを下ることになっていましたが、いかにも頼りない私たちの風体を見てか、山小屋の小屋番さんから「おすすめできない」との忠告を受けてしまった。代わりに「小松原湿原の雰囲気を味わえる」という頂上付近の場所を教えていただいて寄ってきました。
木立の中の原始的な雰囲気の湿原。聞こえるのは鳥の声と風の音ばかり。もうここに住んじゃいたいな。
・・・ と、いうわけにもゆかぬので、小赤沢に向けて下る通常のルートに戻ります。最初のうちは気持ちの良い湿原の中を抜けてゆきます。
苗場山の名の由来は、湿原に生える草が苗を植えた水田のように見えるからだそうです。神様の田んぼと呼ばれているらしい。雰囲気、伝わるかしら・・・?
次第に道が険しさを増します。
そしてひっきりなしに虫 (アブ、ブヨ、蜂) のアタックを受けます。特に小さくてどこにでも入り込むブヨは、目、口、鼻を問わず特攻をかけてきます。虫除けもあまり効果なし・・・。腕や足はもちろん、額、背中、耳の後ろ、髪の中の頭皮まで虫食いだらけに。かなりへこみます。
そしてここで転んだ・・・。 私が転ぶと、おっさんは手を貸す前にまずカメラを構えます。以来不信感が芽生えている・・・。
きのこ見つけたどー!!! (ハシモト、なんだかボロボロになっています。)
虫刺されだらけで足を引き摺りながら降り立った 1 合目、大瀬の滝のそばでお昼休憩。
山小屋で作っていただいたお弁当。おいしぃおいしぃ~。
そして満身創痍状態の身体を小赤沢温泉楽養館の赤湯で癒しました。
「あれが赤湯? クマ 2 名様、入ってもいい?」
いいけどきみたち赤くまになっちゃうよきっと。
実際の温泉は屋内にあります。豊富な赤いお湯に浸かって人心地つきました。
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その日は津南のホテルに泊まり、翌日ホテル内の広大な花畑などを散策。
あじさいとラベンダー。
梅雨時の旅行なのに、お天気に恵まれてラッキーでした。
実はこのホテルで、お昼をとってそろそろ帰ろうかというときに、ハシモトがどこにもいないことが発覚。駅までの送迎バスがくる 1 時間前のこと。大慌てで心当たりを探しまわり、草花の根元でひっそり空を見あげているハシモトを発見。胸を撫で下ろすー・・・。ほんとうに良かったー。ハシモトがいなくなったらもうどうして良いかわかりません・・・。たかが紙粘土、されどハシモト。
危うくこれがハシモト最後の写真になるところだった・・・。
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「オレをおいてっちゃうなんて、どういうつもりだよ?」
ガーラ湯沢駅の土産物屋「ぽんしゅ館」にて。潰れている酔っ払い人形と不機嫌なハシモト。
ごめんねハシモト・・・。
「反省だけならサルでもできらぁ」
あんまりむくれているので日本酒のおみやげでご機嫌をとる。
「・・・ オレはさむらいじゃなくて破壊王なんだけどな」
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ほんとうにご無沙汰です。 私もおっさんもくまたちもみんな元気です。なかなか手が回らないことが多くて申し訳ないですが、ハシモトの鼻血に免じて大目に見てやってください。
「オレのはなぢにめんじて・・・」
それではまた。一緒にくまたびしましょう♪
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楽しかった新潟の旅から帰還して 1 週間、地震の発生に驚いています。被災地の方々のご無事と、1 日も早い復興をお祈り申し上げます。