2009年12月26日土曜日
北海道満喫ツアー、犬ぞり、その他
いつもながらに唐突なおっさんの呼びかけにさして迷わず応じてしまったのは、死ぬまでに一度はやってみたいことの 1 つが犬ぞりに乗ることだったからだと思う。
もう人生半ばは過ぎたと思うので、あとはやりたいことをやれるときにできるだけやっておかなければなりません。。
12 月 19 日
機上のくまに。
雲海~!
宿泊したのはアルファリゾート・トマムホテルです。
窓からの眺めもよく、快適に過ごすことができました。
おっさんはすぐにホテルに隣接するゲレンデでナイター・スキーをしに行きました。元気だなー。
格安ツアーゆえ、食事はついてないのです。なるべく節約生活をしようということで、食事はホテル内のコンビニで調達。
便利ですね。
12 月 20 日
本命の犬ぞりツアーは明日なので、この日はリゾート内でスキー。私は小学生の頃に一度だけ宿泊訓練で出かけたスキーで派手にすっ転んで以来、人生二度目のスキーです。いきなり滑っても危険であろうということで、ホテルのスキー・レッスンを受けることに。
インストラクターさんは親切丁寧に教えてくれて、練習中に一回転びはしたものの、曲がる感覚がつかめたような気がしたのですが・・・、レッスン後におっさんとふたりで行ったゲレンデでは、最初のスロープでいきなり勢いよく滑り出し、なにもできないまま一気に直滑降で滑り降り、なぜか顔から雪に突っ込むという恐怖体験を。
おっさんに「漫画みたいな転び方した!」と爆笑されつつ、雪の中から掘り出してもらう。
テンション下がりますね。
見るからに腰がひけてます。
「足は基本八の字だから」とおっさんから口をすっぱくして言われ、内心イヤイヤ再チャレンジ。へっぴり腰ですこしずつ、すこしずつ、注意しながら降りていたのに、なにかのはずみでまた滑りはじめてしまい、たちまちの加速に頭の中は真っ白。またしても猛スピードで滑走してしまう。「風になる」ってどういうことかわかった気がするよ・・・。
で、結局こういうことに。
立ち上がれずもがいていると、おっさんが「エターナル・サンシャインみたい」と言いつつカメラのシャッターを押す。
← これ!?
いいからはやくたすけてください。
(手を貸す前に 2 枚も写真撮るなんてどうかと思うよ・・・。)
もうこれ以上、自分と周囲の安全が保証できないと判断した私は、すごすごとゲレンデから撤退しました。その後もおっさんはご機嫌でひとりで滑りに行きました。
10 月 21 日
いよいよ犬ぞりツアーに出かけます。「アウトライダー」さんで、十梨別渓谷をめぐる日帰り犬ぞりピクニック・ツアーに臨みます。
トマムから一駅先の「占冠駅」まで送迎してもらえます。
途中でツアーにご一緒する小学生のだいすけ君とお母さんと合流し、真っ白い雪道を走って、たどりついたところには。
わんこがいっぱい!
(アラスカン・ハスキー)
まずは仲良くなりましょう。
犬と接したことがあまりないおっさんはおそるおそる。
仲良し~♪
ここいらの小学校では、犬ぞり体験の授業があるそうな。うらやましいなー。そんなちびっこたち、「特技は犬ぞりです」ってことになりますね。
リーダー犬のガオさん。後に私のそりをリーダーとして牽引してくれました。空色のきれいな眼をしていますね。
犬をつなぐ前のそりで一通りの講習を受けてから、自分たちの手でわんこたちにハーネスを装着、そりへとつなぎます。
準備ができたら 「ハイク!」という掛け声で出発です。
美しい白い森の中を、犬たちと一緒にひた走る、なんだか現実ばなれした体験です。
たどりついたベース・キャンプの小屋の中には、モンゴルのテントが張ってあり、温かい中で休憩できます。
このテント、アウトライダー松原さんのお手製だそうで、びっくりです。
昼食には温かいエゾジカのスープ。くせのない、やわらかーいお肉でとってもおいしかった。
デザートにはプリンまで。
このテントに泊るキャンプ・ツアーもあるようなので、いつか挑戦してみたいなー。
人心地ついて帰路につきます。走るのがうれしくってたまらない犬たちが、思う存分走る姿はとてもきれいです。都会では見られない光景ですね。
実は超どんくさい私は、この日も無類の運動音痴を発揮して、カーブで 3 回転倒しました。
そのうち 2 回は、うっかり手を放してしまったため、犬たちにおいてけぼりに。
後ろを走っていたおっさんのそりに乗せてもらって、途中で待っていてくれた先行する一団に追いつくことができました。
だけど 3 回目にはしっかりそりを掴んでいたので、犬たちは先にゆけず、いっせいに「どうしたの?」という表情で振り返り、待っていてくれたので何事もなかったかのように立て直して走りだすことができました。
おつかれ!よくがんばってくれたねー。ありがとう!
ツアー後、小さい身体で見事にそりを乗りこなしていただいすけ君 10 歳に、「(3 回も転ぶなんて)めったにできない体験だから、日記にかいておくといいよ」とアドバイスされました。うーん、彼のように華麗に乗りこなせるようになりたいな。また再挑戦しに来ます。
アウトライダーに帰り着く頃には周囲は真っ暗。それでも心はなにかうきうきと楽しい気持ちでいっぱいでした。
12 月 22 日
おっさんはスノーウィーちゃんと一緒に朝から一滑り。どんだけ体育会系なのだ。
私はベットでごろごろしてました。
おっさんが帰ってきてから、11 時にチェックアウト。
最終日だからホテルのランチで贅沢するのだ。
いくらやほたての載ったすごーいピザ。
実は、スキーで 3 回、犬ぞりで 3 回、合計 6 回転倒した結果、もともと弱い右ひざが痛み出して、最終日に予定していたトマム・リゾート内のネイチャー・スキー体験ツアーにはおっさん一人で出かけてもらうことにしました。
歩きづらくて苦労していたら、ロビーに居たホテルのスタッフの男性が、「杖代わりに」と傘をくださいました。ありがたい~。
お部屋はチェックアウトしたので、おっさんがネイチャー・スキーに行っている間、ロビーのふかふかの椅子に陣取って持参した冒険家植村直己さんの手記「極北に駆ける」を夢中になって読んだ。言葉もわからず、何の保証もないままエスキモーの村へ飛び込み、次第に信頼を得て(村長夫婦の養子にまでなり) 犬ぞりを習得し、3000 キロの冒険の旅に挑戦する物語です。窓の外では雪が降るという絶好のシチュエーションで読破できました。
その頃、おっさんは
遭難してるんじゃないよね。
ネイチャー・スキー、とても楽しんできたようです。興奮して帰ってきた。
さて、帰ります。駅への送迎バスに乗り込もうとよろよろ歩いていたら、さきほど傘をくださったホテルのスタッフの方が、バスがゆくよりホームの近くまで車で送りましょうと申し出てくれました。本当に申し訳ないやら、ありがたいやら。
その後、駅でレンタルしていたスキー道具を返却すると、レンタル会社のスタッフの方が駅の長い階段を登る手助けをしてくれました。北海道、寒いけど、あたたかい人情が身に沁みます。
飛行機は最終便で羽田に帰ってきたのですが、カメのようにのろのろとしか歩けず、気づけば仕事を終えたスッチーの皆さんが背後を軽やかに歩いている・・・。
荷物受け取りのコンベアはすでに停止しており、おっさんが背負うリュックが 1 つだけぽつんと置かれていました。
思うように身体が動かなくなると大変ですね。日頃から鍛えておかなければ・・・。簡単に転ばないような肉体感覚を身につけなければ・・・。
反省するべき点も多々ありますが、とにかく楽しかった!冬の北海道の旅でした。
2009年12月13日日曜日
メイちゃんはひつじ
ひつじのメイちゃん。(タグに名前が書いてあった。)「いつもみんなのことを考えているやさしいひつじさん★ 誰かが寂しい思いをしていると放っておけず、そっとそばにいてくれます」(これもタグに書いてあった。)
そうか、メイちゃんがうちに来たのは、わたしが寂しいからか・・・。
マイケルの威嚇のポーズを天使のスマイルで完全に黙殺するメイちゃん。
最近では、仕事をする私の膝の上にも、読書をするおっさんの傍らにもメイちゃんがいるのであった。みんな、寂しいんか・・・。
※※※※
<<新しいカメラで撮ってみよう!>>
先日壊してしまったカメラ、修理見積もりを出してみると 2 万円超かかるというので、下取りに出して新しいカメラに買い換えることに。
主に山に持っていって、小さいものを・・・高山植物なんかを (ちいさい「くま」とは言えません) 撮るのに使います。と店員さんに相談して、ほぼ 1 日がかりで選んで買って帰りました。
こんなことができるのだ。
決まった色(この場合は赤色)だけ残して、他をモノクロに。普通に写してフォトショップで加工すれば同じではないかという、気がしないでもないけれど・・・。
2009年12月9日水曜日
2009年12月4日金曜日
2009年11月3日火曜日
くま、秋色の森で遊ぶ
10 月 31 日
「動き続けなければ!」と泳ぎ続けていないと死んでしまう鮫みたいなことを言い出すおっさんに連れられて山梨県小菅村にやって来ました。
松姫峠バス停-鶴寝山-大マテイ山-小菅の湯バス停
何にせよ、東京から遠い!片道 3 時間、往復 6 時間。トレッキング・コースタイムは約 3 時間ということで、移動の方が時間がかかるのね・・・。
上野原駅から峠道をバスにゆられること 1 時間。ようやく松姫峠に到着し、トレッキング開始。
いいかんじで色づいているではないですか! しかも、同じバスに乗り合わせて来た一団が去ってしまうと、そこは静かな森。
いきなりですが、休憩してしまいましょう。
マフィンうまぃ。
紫式部?
アップダウンが少なく、歩きやすい。
「おっと、見つからないようにしないと」 人が通り過ぎるのを木陰で待つくま。
(セルフタイマーによる撮影)
大菩薩峠への分岐で休憩。
久しぶりに登場のバーナー、火が点かず!
休憩しておられた素敵なご夫婦に、ライターを貸していただく。備えあれば憂いなし!以後、ライターを常備しよう!
おっさん特製の山メシは、卵スープ+もち+インスタントラーメン。
あったかくておいしかったのだ。
↑ このために、日帰りなのに大きなリュックを背負ってきたおっさんであった。
あとは、落葉松の中の道をひたすら下って下って、下ります。
やがて、暗くだらだらと続く杉林の中の道に突入し、テンション下降。最後の 30 分は辛かった。
ようやく下りきると、すでに小菅の湯の前に帰りのバスが待っていたため、またもや入浴の楽しみはおあずけで乗車。長い長い帰路についたのでした。
交通が不便な分、鬱蒼とした紅葉の森の中を静かな散策ができます。
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動画もどうぞ。
ちょっと長いけど。最後まで見てくれたらうれしいです。