3 月 28 日
燕三条の駅構内の鳥居
今年も弥彦に行くのだ!
なにかもう、銀世界。
まるっきり雪山ですね。
雪に埋もれたオウレン。
カタクリはほとんどつぼみ。でもものすごい群生地です。これがいっせいに咲き乱れるとすごいんだろうなー。
雪割り草(ミスミソウ)も雪の中~。1 年ぶりだー。
「やっと会えたね」と中山美穂とシャルル・ド・ゴール空港で出遭った辻仁成のようなことを言ってみたくなる・・・。
雪の中で椿の赤が鮮やかでした。
登山道で出遭ったおじさんに「咲いていますよ」と教えていただいたコシノコバイモ。
うっかり見逃しそうになったエンレイソウ。
ナニワズ
つぼみが開きそうなキクザキイチゲ
お昼休憩。身体を温めるものといえば、カレー(左)とココア(右)。チキンカレー、お湯をかけるだけ。なのにスパイシーでおいしかった~。最近は、種類の豊富なレトルトやフリーズドライが売られているので、本格的においしい料理が山でお手軽に楽しめるようになりました。
「メイはお菓子が気になるメイ~」
「こいつ、おやつのときだけ出てくるな」
前日に川崎のスーパーの北海道物産展で購入したおやつ。どろんどろのぬかるみ行軍のさなかにちょいリッチな気分になれるひととき・・・。
休憩終了。最後のひと登り。
まんさくの花も凍えそう。
弥彦山の頂上~。
おっさんと、前を歩いていた奥さんと、山岳会のおじさんが頂上の凍った坂道でこけた。
ハシモトも転んだ後みたいな顔してますね。
頂上付近で振り出した雪がどんどん激しさを増し、先日スキーand犬ぞりで何度も転んで怪我をしたばかりの私は、つるつる滑る凍った下り坂にびびりまくり。「転んでも平気だよ!」とおっさんは言うけれど、今でも膝をやっちゃったときの痛みは鮮明におぼえているわけで、泣きそうになりながら長い時間をかけてケーブル駅まで下る。
結局この日は、自力の下山をあきらめ、ケーブル・カーで下ってきました。
弥彦の町に下りたら雪は雨に変わり、山から下りてきたもっさい格好のままで駅前の割烹の宿「櫻屋」さんへ。とてもくつろげるお宿です。
途中で買いに寄ったパンダ焼き。パンダ焼きやのおばちゃんは、当然1年に一度しか訪れない私たちのことなど覚えていないが、元気そうで安心。
今年は白いパンダ焼きも登場していた!
割烹の宿だけあり、ごはんがおいしいのだ。
メイちゃん、ふざけてるのか・・・?
ハシモト:「ジンギスカンにして食っちゃうぞ!」
3 月 29 日
朝からかなりの勢いで雪が降っていました。山に入るのやめようか、どうしようかー、とたじろぎつつも、せっかくやって来たので、行けるとこまで行こうということになり、駅前のタクシーを拾って登山口近くまで送ってもらうことに。タクシーの運転手さんに、「こういう日は、さくらの湯(有名な温泉施設)に行ってあったまる方がいいよ~」と勧められたけれど。
タクシーを降りて歩いているうちに、ちょっと前まで激しく降っていた雪が止んで、青空の気配まで。
結局、この日は 1 日中、吹雪 → 青空 → 小雪 → 吹雪 → 青空 とめまぐるしく天気が変わるのでした。
みずみずしい感じの雪割り草。この登山道を訪れるのは 3 回目なので、大体どのへんにどんな花が咲いているか頭に入っています。今年も変わらず咲いていてくれるのを見ると、うれしくなってしまいます。
沢沿いにはホクリクネコノメ。
ショウジョウバカマも花盛り。
ふと足元に目をやると、オウレンが至るところで、ちいさな白い花火のように咲いている。
エンレイソウ。シックなカラーですね。
ピンクのミスミソウは、弥彦ではあまり見ない気がするー。
しかし、この間買ったばかりのカメラは、今ひとつ使いこなせていない・・・。オートで撮るとピントが合わせにくいし、露出が妙に高くなるような・・・。全体的に白っぽくなりすぎるような・・・。もっと勉強しないと駄目ですね。
一方、おっさんのカメラは、
お、キツネノサカズキ
うーん、くやしいけどどっちかっていうとおっさんの方がうまいんですかねー。大差はないが。ちなみに、おっさんはハシモト & 若旦那と、私はリュックと歩いています。だからどっちが撮った写真かは、写っているくまで見分けられます。
川の傍で、休憩。
定番のマグカップ・ヌードルとコーヒー。
なんてことない食事ですが、自然の中で食べると、とっても贅沢しているような気分になります。
そんなふうにくつろいでいると止んでいた雪がまた降り始め、道路に降り立つ頃にはだんだん激しくなってきて、吹雪の中を「さくらの湯」まで歩きました。
弥彦 さくらの湯
とても設備の整った温泉です。おっさんに、先日両国で「岩盤浴」したのを自慢されとてもねたましく思っていたので、さくらの湯で岩盤浴を初体験してすごーーく満足。冷えた身体が芯までほっかほかになって、帰途についたのでした。
さくらの湯から弥彦駅までの送迎バスを運転していたおじさんに「登ってきたの?」と声をかけられ(大きなリュックを背負っているので一目瞭然) た。なんと、山のガイドもなさっているそうで、あの辺では雪割り草がじゅうたんみたいになっているよ、とか、あの山から見る夕陽は最高だよ、とか興味深いお話を聞かせていただきました。おっさんは特に前のめりになって耳を傾けており、よし!来年は縦走だ!と目を輝かせておりました。
「弥彦さいこう!」
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ところで
4 月 4 日
おっさんとハシモトがトレランの大会「ハセツネカップ 32 K」を走ってきたよ。なんで走る前から満身創痍な感じなんだろう、ハシモトは。
トレラン= トレイルランニング。山道を走るマラソン。
交通整理のおまわりさんまで立つ大盛況。
こんな感じなので、なかなか走りだせません。
ようやくトレランらしくなってきた。
結構たいへんです。
中盤から、だんご状態を抜けてぐんぐん追い抜いてゆくのが快感になったそうです。
5 時間切るタイムでフィニッシュ。 やりきった爽快感あふれるハシモト。
「オレは初めてハセツネカップを完走したくま・・・」
<<注: オフィシャルではありません。>>