2011年11月16日水曜日

雄国山 ~ 雄国沼湿原 散策記

今年も 11 月 6 日に開催される「裏磐梯山岳耐久レース」におっさんが参加するので、くっついてやってきました。

おっさんが走っている間に、今度はひとりで磐梯山に登ってしまおうと思い、重たいアイゼン(頂上付近は積雪の可能性あり)やスティックを持ってきたけれど、お天気は雨。

寒い・辛い・景色も見えないような登山は、苦行なだけで楽しくない。
基本根性無しの私は、急遽、前泊しているホテル(裏磐梯猫魔ホテル)から近く、雄国山に登る、湿原を散策するなどバリエーションが選べる「雄国沼せせらぎ探勝路」コースに行き先を変更。

おっさんはまだ暗いうちにホテルの部屋を出てレースに出かけてしまったので、1 人でバスの時間を調べ、地図を広げてコースタイムを確認。こういうの、普段はおっさんに任せきりにしているので、なんとなく頼りない。
おっさんには磐梯山登山を止めることは伝えてあったけれど、具体的にどこに出かけるかは伝えていなかったので、万が一遭難したときのために「雄国沼にゆきます」と書き置きを残し、ホテル前にあるバス停から路線バスに乗り込んだ。

バスを降りるときに、運転手さんに帰りはどうします?バスを使うなら、あそこ(と道の反対側にあるバス停を指差し)で待っていてくださいね、と声を掛けられた。
観光地のバスの運転手さんは親切だ。
それでも、女性の単独行は気を遣わせてしまうのかなぁ、とか、例によって見るからに頼りないと思われたかなぁ、などとも思う。

雄国沼登山口バス停のすぐ脇にある雄国沼雄子沢登山口から、探勝路に入ってゆく。

IMG_2732

さっそく熊注意の看板発見。早朝だし、周囲にまったく人の気配もないので、普段は使わない熊鈴を出してリュックにつける。そしたら、錆びてしまっているのか、不明瞭な音しか鳴らない。誰もいないのを幸いと、口笛を吹いたり、鼻歌を歌ったりしながら登山道に分け入る。

IMG_2733

IMG_2734

紅葉は終わりに近く、冬枯れの様相。

IMG_2735
大好きな落葉松。盛りは過ぎているけれども、きれいな黄色。


IMG_2738
可愛い花が地面に落ちていた。名前はわからず。


IMG_2739
黄葉に埋もれるリュック。


IMG_2740


だいたい 1  時間弱で雄国山方面・雄国沼への分岐に到着。


IMG_2741
雄国山が呼んでいる。山の上のほうが気持ちよさそうに見えたので、雄国山へのルートをとる。


IMG_2742
IMG_2743
少し登ると、雄国沼が見えてくる。


IMG_2744

IMG_2745

IMG_2746

しばらくすると、背後からリズミカルな熊鈴の音が近づいてくる。振り返ってみると、トレイル・ランナーだ。
「こんにちは」と声を掛けられたので「がんばってください」と応える。

そうか、ここはレースのコースの一部だったんだなぁ。しかし、まだ午前中のこの時間に、コース後半のこの場所に居るということは、おっさんが参加しているエキスパート・クラスではなく、距離の短いミドル・クラスのランナーだったのだろう。

雄国山のてっぺんは、こぢんまりとしていて、小さな展望台がある。そこを私が独り占め。小雨は止んだけれど、依然として空は曇り。だが、見通しは悪くなく、意外と遠くまで見通せる。

IMG_2748

IMG_2752
あれは、行きたかった磐梯山だ!

IMG_2753
雄国沼いいなぁ・・・。やっぱり歩いて来ようかな。


当初は雄国山か湿原のどちらか一方だけ行って、12 時前のバスに間に合うように帰って来ようと思っていたのだけれども、山の上から湿原の木道を眺めおろすとどうしても行ってみたくなり・・・。
1 つバスを遅らせて、湿原散策して帰ることに。

IMG_2754

山を下り、さきほどの分岐を「雄国休憩舎」へ。数人の登山者がたむろっている休憩舎をスルーして、雄国沼湿原へ向かう。

IMG_2755
雄国沼湿原は、初夏に咲くニッコウキスゲやレンゲツツジで有名。ハイ・シーズンの頃には観光客が大挙して押し寄せるというけれども。

IMG_2757
誰もいないよ。

IMG_2758
草紅葉と呼ぶには、枯れすぎた景色だけれども、山に囲まれた湖畔にひとり。とてもいい気分。

IMG_2761
お昼ごはん、食べちゃおう。

木道の休憩スペースに座ってくつろぐ。こんなこと、他に人がいるとできないよねー。と思っていたら、3 人連れのトレッカーさんがやってきた。
「独り占めのところごめんなさいね」と声を掛けられて恐縮。30 分かそこらでぐるりと一周できそうな小さな木道なので、彼らが立ち去るとまたひとりぼっち。

IMG_2762
このおいしそうな手作りパンは、前日の裏磐梯山岳耐久レース前夜祭で開催されたじゃんけん大会でゲットしたものだ。そういえば、おっさんは今どの辺を走っているんだろうな。

本当は急がなきゃ、昼過ぎのバスの時間にも間に合わなくなる。でも、もう 1 本遅いバスにして、ここで 1 時間くらいぼんやりしていようかな~・・・。文庫本も持ってきているし・・・。
と、腰を落ち着けた途端、雨が降って来た。
それも、これまでに降ったり止んだりしていた小雨とは違い、明らかに大粒の雨。
11 月にしては妙に暖かい気温とはいえ、身体が濡れて冷えると危ないので、あわてて広げたシートや水筒を片づけて、雨具をしっかり着込む。

それでも名残惜しくて、結局じっくり時間をかけて独り占めの木道を堪能してしまった。




IMG_2767

で、ここからが大変。
次のバスの時間まで 30 分。帰り道の所要時間は 1 時間。どう考えても無理っぽい。しかしそれを逃すと、その次のバスは 2 時間後。
休憩舎まで戻ってきて、空いているようならそこで時間をつぶそうかなと考えたけれど、猫魔岳あたりを攻めて来たらしいおじさんが 4、5 人たむろしていて、入りにくい雰囲気。

そこでまたトレイル・ランナーとすれ違う。そろそろエキスパート・クラスのランナーたちが通過する時間のよう。おっさんが休憩舎の前を通った時、私が見かけたのと同じと思しきおじさん 3 人組みが休憩舎前のベンチでくつろいでいるのを見たというので、ひょっとしたらそこで待ってたら、走ってくるおっさんと遭遇したかもしれない。

トレイル・ランナーだったら、走れば 30 分でバス停まで行けるんだろうなぁー。とふと考える。帰りは下りだし、ひょっとしたら間に合うんじゃないかしら。突如超ポジティブな考えが思い浮かんでしまう。(普段どうしようもなくネガティブなくせに。)

まぁ、間に合わなければ、車道を歩いてホテルまで帰れない距離でもないし。と、歩きはじめる。一度も休まずに、一気に下る。時折、トレイル・ランナーの気分になって走ってみたりして。

結局、45 分くらいで下りてきたのだけれども、やっぱりバスは 15 分前に行ってしまったところ。雨の中、1 時間半もバスを待つ気にはなれず、車道をホテルのある方向に向かって歩き出す。

IMG_2779
車道からも、渓流が見える。

行きはバスで来たのでわからなかったけれど、歩きはじめはゆるやかな登り。山道を歩くよりもしんどく感じる。パタゴニアのレインウェアは雨が浸みてきている上に、内側にも汗がこもって濡れ鼠。レインウェアにしては珍しく淡い色合いが気に入ってたんだけど、性能は母のお古のゴアテックス・ジャケットよりも劣るかも。値段は 1.5 倍くらいするのになぁ・・・。

IMG_2780
IMG_2782

IMG_2783

IMG_2785

降りしきる雨の中、黙々と 40 分近く歩いてようやくホテルに帰って来た。これは結構辛かった・・・。でも、トレッキング自体は満喫できたので後悔はしていない。

ホテルの前のベンチでびしょびしょのレイン・ウェアを脱いでビニール袋に突っ込み、靴の泥をできるだけ落としてから室内へ。連泊なので、すぐに部屋に入れるのがいい。それでも髪の毛が濡れてぺったんこになり頭に貼りついていたので、ロビーにいたお客さんたちとすれ違うときは恥ずかしかった・・・。

浴室でレインウェアの水気を切って部屋干ししたり、冷え切った身体を温めるべくホテルの温泉に入りに行く準備をしたりしていると、電話が鳴った。
おっさんからで、ゴールした(ラビスパ裏磐梯という温泉施設がゴール地点)ので温泉に入ってからホテルに帰るという。
私も今帰ってきた、雄国沼に行ってきたよ、というと「すごい」と言われた。何がすごいのか良く分からないけど。

ひとり歩きでも、危ない目に遭うこともなく、楽しく過ごして無事帰って来れたのでよかったと思う。

IMG_2787

IMG_2789

次の日は五色沼に行った。
IMG_2800

ちなみにおっさんのレース結果は、表彰台には乗れなかったけれども 5 位以内に入る大健闘だった。
本人は、参加人数が少ないから、いばれることではないと謙遜してるけど。
先月参加した、東京奥多摩で開催されたハセツネカップ(参加者 2000 人)というレースでは、渋滞で思うように走れなくてストレスを感じたそうなんだけれども、今回の裏磐梯山岳トレイルでは雄大な自然の中をのびのび走れてとても楽しかった様子。

来年もまた来たいな。そのときはこんどこそ、磐梯山に登れるかな?

2011年9月25日日曜日

安達太良山に 1 人で登ってみる

9 月 25 日

はじめて単独行で、福島の安達太良山に登ってみた。

単独行の場合、困ったときの対処をすべて自分ひとりで行わなければならない(むしろ、困らないように事前に万全の準備をしていかなければならない)ので、注意力散漫で方向音痴の上にたくましくもない私にはそもそも向かないのだと思う。

しかし、安達太良山はゴンドラを使えば登りに要する時間がわずか 1 時間半。コースもよく整備されていて、天気さえ良ければよっぽどのことがなければ道迷いはしないはず。

おりしもおっさんの参加する「安達太良山トレイル・ランニング・レース」が開催されていて、コースには人が溢れているであろうことが予想される。初めての単独行には丁度良いのではないかと思い、おっさんが山中で走り回っている間に、一人で山に登ってみることにしたのでした。

IMG_2623

まずは安達太良高原スキー場まで、宿泊しているホテル「喜ら里」のスタッフさんに送迎していただきました。「ちゃんと水持っていますか?」「帰りは電話してくれれば迎えに来ますから」となにかと心配りをしてくださり、ありがたかった。

だいたい午前 10 時くらい。ゴンドラ駅で片道チケットを購入して、乗り込みます。単独行のおじさんと相席でした。

「いい天気でよかったですね」

「いい天気だから、来たんですよ。私地元ですから」

白髪で穏やかな語り口のおじさんは福島の方だった。

ゴンドラでゆっくり登っていく間、やはり話題は東日本大震災のことに。

おじさんも先月までは、復興のために駆け回っていたらしい。8 月までで、ようやく一区切りついたかな、と感じておられるそうだ。

「原発のことさえなければね」

東京に住んでいても、福島原発の件ではとても怖い思いをした。地元の人はなおのことだろうと思う。

おじさんは、震災のすこし後にも、第一原発が見えるんじゃないかと安達太良山に登りにきたそうだ。結局、見えなかったのだけれど。多分、あちらの方角にあるはずなんですよね、と、指差してくれた方向を私も眺めてみる。霞がかかる空に青い山並み。その向こうに、今この瞬間にも燻り続けている原子炉があって、まさに命がけで対応している作業員がいて。そんな深刻さがウソのようなのどかな秋晴れ。

ゴンドラを下りて、おじさんはすたすたと先に行ってしまわれた。そこでお別れなのかな、と思ったら、このおじさんは、その後も景色の良いところや重要な分岐の度にひょっこり現れて、道案内をしてくださるという、単独行初心者の神様のような人なのだった。

単独行ということで、水も食料も多めに持ち、地図を見ながら頭の中でシュミレーションをしてきた。それなりの緊張感でやってきたのだけれども、登山道は整備された 1 本道な上に、行列ができる盛況ぶりとあって、道迷いの要素はあまりなかった。最近、「息切れしない超低速ペース、かつ立ち止まらない登り」を実践中なので、先を急ぐ人々に道を譲りつつ、ゆっくりゆっくり高度を上げてゆく。

IMG_2612

IMG_2613

IMG_2614

IMG_2615りんどうはつぼみ。開いている花は見かけなかったなぁー。

IMG_2620

空が晴れて景色が開け、すばらしい眺め。

ゴンドラで別れたおじさんがいて、あれが阿武隈山脈で、あれが郡山で、指差し教えてくださった。

登山道は、私が出発したすぐ後にスタートした安達太良トレイル 10 km コースのルートになっているため、ボランティア・スタッフさんが立って道案内をしておられた。

「ランナーが走ってくるので、ご迷惑おかけします」 と声を掛けられたので、うちの夫も 50 km の方にエントリーしてるんですよ、とお話しすると「いいんですかー、こんなところに居て?」だって。「いいんですよー」。じっと待ってたって、どこ走っているか、いつゴールするのか見当もつかないんですよね。

さらに登ってゆくうちに、カラフルなウェアのトレイル・ランナーたちがどんどん追い越していくようになった。私がゴンドラでひとっ飛びした距離を全部走って登ってきているのだから当然なのだけれども、かなりきつそう。

おっさんには、「試しに 10 km のレースに出てみたら」なんて勧められたのだけれど、とてもじゃないけど無理です。

IMG_2623頂上が見えた。別名「乳首」その理由は、遠くからではこんな風に ↓ 見えるから。

IMG_1651

IMG_2627

11 時半に頂上に到達。ちょっとはずれた岩の上に座ってお昼にします。

IMG_2629

持参したポットのお湯で作った「瞬間美食・グリーンカレー」(← 小洒落た気分になれるのでおすすめ) とコンビニおにぎり。

IMG_2628こーんな景色を見ながら、のんびりひとりで昼食です。爽快です。さみしくなんかはないのです。ipod でクラッシック音楽など聴きながら食べるのです。(歩いている間は危ないから聴かない。)

IMG_2630

おやつと食後のコーヒーもしっかり食べた。

さてと、元気出してゆきましょう。

IMG_2631

最初、頂上から「峰の辻」に抜けてくろがね小屋経由で帰ろうと思っていたら、件のおじさんが「牛ノ背を歩いて火口を見てから降りたらいいよ」と教えてくれた。

IMG_2622

気持よさそうな牛ノ背の尾根道にそそられて、火口を見にゆくことに決定。

ゆっくりお昼を食べている間に、おじさんはとっくに先に行ってしまったのだろうと思っていたら、突然分岐のところに現われてこれからゆくルートを指さしながら確認してくれた。至れり尽くせりな救世主。そして、私が火口を見に行っている間に再びおじさんの姿は見えなくなった。

IMG_2632

尾根を歩くのは本当に気分がいい。わずか 1 時間半の登りでこんなに広大な景色が見れるなんて、安達太良山、いい山だぁ。

IMG_2633

火口が見えてきました。

IMG_2634

IMG_2635

ほんとに、これは見ておくべき。霧がかかって見えないことが多いらしいので、ラッキーでした。

さて、下ります。

登りほど辛くない分、長くて単調なので、油断しないように。

IMG_2640道すがら尾根を振り返る。結構下って来た。

IMG_2637イワカガミっぽい花。岩陰にひっそり咲いていた。今回見つけたのはこれっきり。

IMG_2641ナナカマド。紅葉の季節ももうすぐ。

IMG_2642数日前の台風の影響で、登山道に水が氾濫しているところもありました。滑らないように慎重に。

IMG_2643

くろがね小屋に到着。日帰り温泉が利用できる山小屋として有名です。温泉はまたの機会にして、トイレを借りに行きました。

「無事に到着しましたねー」と、後ろから声を掛けられて振り返ると、またあのおじさんが。先に下られたと思っていたのでびっくりした。トイレから帰ってくると、おじさんは道端で腰をおろして休憩しておられたので、隣で休憩させてもらう。おじさんは昨年白馬岳で雷鳥を見られたそうだ。私も昨年白馬岳でオコジョを見たんですよー、と自慢してみたり。

あとは道なりに歩けばスキー場に戻れるよ、ということなので、安心して出発。しかし、また会うのだろうとすっかり油断しており、きちんとお礼を言わずに別れてしまったのが心残り。結果的にこれがおじさんに会った最後になってしまった。本当に助けてもらったのに。礼儀知らずですみません。感謝の念を送っておきます・・・。

歩きやすいゆるやかな下りを快適に進んでいると、分岐からトレイルランナーが飛び出してきた。安達太良トレイル 50 km コースとの合流地点だったらしく。

IMG_2644あらら、なんだか見慣れた人のような。おーい!

IMG_2645

私が合流地点を通りかかるタイミングで、おっさんもそこを通過したのでした。えらい偶然だなー。

おっさんは思ったほどへたばってはおらず、「これからラストスパートだよー!」と元気に走り去っていった。

今回の安達太良トレイルは、台風の影響でコースが短縮されたため、おっさんも去年ほどにはぼろぼろにはならなかったようす。実質 50 k はないらしい。

でも増水した沢をロープを伝って越えたり、地震の影響で地面に穴が空いていたりと、例年にも増してタフなルートだったようです。レース後のおっさんのタイツの膝には穴があき、血が噴き出していました。それでも、いろんなところが走れるからここのレースは面白いよ!と興奮に目を輝かせていたうちのトレラン番長であった。

trailrun02<<トレイルランナーって、マゾっぽいよね。>>

 

その後は、トレラン用の道標に従って、ひたすら下る、下る。先に走っていってしまったおっさんに刺激されて、自然と歩くペースが速くなってしまったような気がする。

最後にぬかるんだ山道に入ったときには、丁度同じペースぐらいのご夫婦の登山者と、単独行の可愛い山ガールと自然と一列になってチームのように降りてゆきました。

トレイル・ランナーの皆さんがやってくると道をあけますが、さすがにゴールに近いと、精魂尽き果てているご様子。転倒して泥だらけになっている凄惨なランナーもいた。

無事スキー場に到着すると、ちょうどレースの表彰式の真っ最中で、上位入賞者を讃えるランナーの群れの中におっさんの姿を発見。おっさんがハイタッチで出迎えてくれて、初の試み、単独行は無事終了。

「随分早く降りて来たね」とおっさんも感心していた。実のところ、親切なおじさんが要所要所で道案内してくれたんだよね、と種を明かすと、「よっぽと1人で危なっかしく見えたに違いない」と断言されてしまった。そうなのか・・・。

いつも親切なおじさんが助けてくれるわけではもちろんないので、また単独行に挑戦する機会があれば、心してゆこうと思うのであります。